写真連休

展覧会ポスター

先日の三連休は東京都写真美術館へ行ってきた。
目的は「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし」。

昭和初期(第二次世界大戦前後)に活躍した、リアリズムを代表する2人の写真家。その展名のとおり、日本とフランスという環境がそれぞれの作品にどう影響したかという趣旨が手に取るように感じられた。

これは全くもって個人的な感想だが、木村伊兵衛はとてもまじめに日本人らしく物事や人々に向き合っている印象、アンリ・カルティエ=ブレッソンは芸術の国らしく、捉える瞬間のなかにしっかりと美の配列を感じた。

木村伊兵衛の写真のなかで印象に残ったのは、一人の米兵と日本の子供達が手を繋いで公園を歩いている敗戦後の写真。少し緊張した子供たちの笑顔からは、戦争が終わったという安心感がじんわりと写真の奥から伝わってくる。背後にうつりこんだ大人たちも笑顔。一言では言い表せないが、とても響く写真だと思う。自分が日本人だから余計にそういう感じ方をするのかもな。

それと、ヨーロッパの近現代史をもっとちゃんと勉強しておけば良かったと今さらながら後悔。写真を読むのには、知っていることが多い方がより深くなると実感した。

あとは同時開催していたアンリ・カルティエ=ブレッソンのドキュメンタリー映画(これも良かった)や、日本の若手(といっても自分と同い年ぐらい)写真家6人が「旅」を表現した展示など、刺激満載の2時間を写真美術館で過ごした。時間があったら二巡ぐらいしたかったな。

ほかはモノグラム(向かいにある日本家屋が素敵すぎて見とれてしまう)や、ロモグラフィ、思いつきで浅草とか、渋谷起点にふらふらしてた。

もっと深く写真を読めるようになりたい、今年は。

by nin | 1.22.2010 | Category: diary | Tags: , ,